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洋子
洋子
Yohko
深瀬昌久
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10年という歳月のなかで、一人の男が一人の女を撮った記録がここにある。男は写真家である。写真家であれば撮ることなどあたりまえではないか。
しかし、ひと組の結ばれた男女という関係のなかで、男にとって女が、また女にとって男が、お互い必ずしも視覚的な存在というわけではない。
むしろさまざまな感情や生理の文が織りなす日常のなかでは、本当に見つめ合う時間などというものはないにひとしい。本来ひとの目は冷たい観察者なのだ。すべての事実をみてしまうなどということは、よほどの愚か者のすることだ。人間はそんな視線に耐えられない、滑稽で、また悲しい始末の悪い存在なのだ。
それなのにこの男は撮り続けてきた。
ー山岸章二「烏舞う」より抜粋
1964年から1976年にかけて雑誌「カメラ毎日」に間歌的に発表された作品を主体として編集された。
写真集
Vintage
コンディション : 非常に良好
出版社:朝日ソノラマ
出版年:1978
ハードカバー
縦:20.6 cm
横:21.8 cm
厚さ:1.5 cm
カバー内側少薄シミ
重量:535 g
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